2024年11月14日更新
アンチエージング 糖鎖 美容

11月14日はアンチエイジングの日 シミ・シワに悩むママへ、細胞からの美容効果に期待される糖鎖とは?

今日11月14日は「アンチエイジングの日」 近年、アンチエイジングの分野で注目され、“第3の生命鎖”とも呼ばれる「糖鎖(とうさ)」。若さを保つだけでなく、風邪やウイルスから私たちを守る重要な役割を果たしてくれる「糖鎖」の秘密についてご紹介いたします。

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日々の家事や仕事に忙しい女性たちにとって、いつまでも健康で若々しい自分を保つことは難しいですよね
今日11月14日は「アンチエイジングの日」だそうです。
生活習慣病を予防する予防医学の定着と、「見た目の若さ」を保ち続ける方法の認知拡大を目的とし11(いい)月14(とし)日とかけて、年に一度、自分の心と体に向き合う日としています。
そんな日に、気になる話題として「糖鎖」という物質のことを知りました。
近年、アンチエイジングの分野で注目され、“第3の生命鎖”とも呼ばれる「糖鎖(とうさ)」。
若さを保つだけでなく、風邪やウイルスから私たちを守る重要な役割を果たしてくれる「糖鎖」の秘密についてご紹介いたします。

「糖鎖」とは?老化防止に期待される理由

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「糖鎖」とは、グルコースやガラクトースといった8種類の「単糖類」が鎖状に連なったもので、細胞表面に存在し、細胞同士がやり取りをするためのアンテナのような役割を果たしています。
私たちの体は60兆個もの細胞から成り立っており、細胞が健康であることが体全体の健康につながります。
糖鎖が十分に機能することで、細胞間の情報伝達がスムーズになり、健康が維持されやすくなるのです。
日本では現在、様々な大学や研究機関が糖鎖のメカニズムと有用性についての研究を進めているそうです。
例えば、2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんも、2018年に糖鎖について研究をしています。
さらに2024年には、名古屋大学と岐阜大学が連携して活動する糖鎖生命コア研究所(iGCORE)が10月3日が「糖鎖の日」として制定しました。

糖鎖が不足するとシミやシワができやすくなるとも

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糖鎖は健康維持に欠かせない成分ですが、紫外線、ストレス、アルコール摂取などが原因で体内の糖鎖は減少しがち。
特に現代の忙しい生活環境では糖鎖が約40%不足しているとされ、老化の進行を早めてしまうこともあるそうです。
糖鎖が減ると、細胞が元気を失い、肌にシミやシワができやすくなったり、疲れが取れにくくなるそうで、これはアンチエイジングの観点でも見過ごすことができません。
ではなぜ糖鎖がアンチエイジングにどのような期待がされているのか、最新の国内研究と併せてご紹介いたします。

糖鎖のアンチエイジング効果:その仕組みと期待できるメリット

①老化の予防・改善作用を示唆

最近の研究では、リポソーム化した糖鎖は、老化予防・改善作用すると考えられるという結果が出ました。

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リポソーム化とは、カプセルの中に有効成分を閉じ込めて、人の体の中に確実に届ける技術のことです。
老化が進むと細胞内の酵素「β-ガラクトシダーゼ」が活性化しますが、リポソーム化した糖鎖(下のグラフでは糖混合物)を補うことでこの酵素の働きを抑制できることがわかっています。
しかし、糖鎖を構成する成分(単糖)をそれぞれ単体で添加した場合はこの「β-ガラクトシダーゼ」の活性は低下していませんでした。
この結果から、成分単体ではなく、糖鎖の形をしていることが抗老化に重要であることが示されました。

②老化遺伝子を抑制する効果

また、研究では糖鎖と老化を促進する遺伝子の関係についても実験が行われています。
老化が起きる際は、DNAの損傷が激しく起こり、損傷を修復ために「P53」と「P21」という2つの遺伝子の発現量が上昇するそうです。

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リポソーム化された糖鎖成分を加えたことで、この2種類の遺伝子の発現が減少したという結果が出ています。
この結果から、リポソーム化糖混合物が老化を誘導する遺伝子を抑制することがわかりました。

③細胞のエネルギー供給を増やす効果

糖鎖は細胞のエネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)や、寿命にも関連が深いとされるサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化させるNAD(補酵素)を増やす働きも確認されています。
NADはATPを生産する上で必要な補酵素でもあり、老化が進むと体の中のATPとNADの量はどちらもに減少するそうです。
研究では、リポソーム化した糖鎖を添加したことで、ATP、NADどちらも生産量が増加しました。
細胞がエネルギーで満たされると、肌の調子が良くなり、疲れにくくなるといった効果も期待できます。
糖鎖を補うことで、日々の忙しさに負けずに、内側から活力を得ることができるのは嬉しいポイントですね。

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糖鎖の摂取方法と日常での取り入れ方

ここまで糖鎖の研究結果と老化への効果をご紹介しましたが、糖鎖は日常でどのように補給するのでしょうか。
糖鎖は図のような形をしていて、8つの栄養素で構成されています。
出典:mama.jocee.jp
糖鎖を構成する「8種類の栄養素」
糖鎖を構成する栄養素は8種類の単糖類(グルコース、ガラクトースなど)で、食事から摂取可能なものもあります。
グルコースはイモ類やキノコ、穀物に含まれていますし、ガラクトースであれば乳製品から摂取可能です。
しかし、中には摂取が難しいものもあります。
例えば「N-アセチルガラクトサミン」鮫の軟骨から、「N-アセチルノイラミン酸」はツバメの巣から摂取可能ですが、日常的にこれらを食べているという方はあまりいないと思います。

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最近は糖鎖成分を含んだサプリメントがあるようなので、それが有効かもしれません。
研究結果では、8種類の全て揃って効果が出ているので、成分単体ではなく、8種類全てが含まれているものが良いですね。

まとめ

以上、アンチエイジングに期待される「糖鎖」と、最新の研究についてご紹介しました。
糖鎖は、アンチエイジングや健康維持において重要な役割を果たす成分として、今後さらに注目されることが期待されています。
現代の忙しい生活の中で不足しがちな糖鎖を意識的に補うことで、内側からの健康と美しさをサポートすることができるでしょう。
家事や仕事に追われる女性たちにとっても、日々の生活に無理なくサプリメントで取り入れられる糖鎖の摂取が、アンチエイジングに役立つ新しい習慣となるかもしれません。
また、糖鎖は医療や健康面でも研究が進められており、「健康を維持する上で糖鎖摂取は常識」なんて日も来るかもしれませんね。

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まとめ作者