株式会社フレーベル館(代表取締役社長 吉川 隆樹)は、「かいけつゾロリ」シリーズ(ポプラ社)の作者で有名な原ゆたかさんの初刊行された絵本『ちいさなもり』を、1975年の初出版から約半世紀を経て、2024年5月に電子書籍として復刊し、発売を開始いたしました。『ちいさなもり』は原ゆたかさんが手掛けた最初の絵本であり、質感豊かな色鉛筆で描かれた作品として、多くの人々に親しまれ続けてきました。
本書では、ある少年が自身の住む町が昔森だったことを知り、その森でどのような景色が広がっていたかを想像するストーリーが展開されます。大きな木に実がなり、草が生い茂る豊かな自然を、色鉛筆の繊細なタッチで描かれています。子どもの豊かな想像力を刺激する内容で、親子で一緒に楽しめる絵本となっています。
今回の復刊に際しては、電子書籍版ならではの特典として、原ゆたかさん自身が語る特別インタビュー記事が巻末に収録されています。インタビュー記事には、以下の4つの項目が取り上げられています。
1. 初めは電子化に抵抗感も
ご自身の作品を電子書籍化することに、初めは抵抗感を抱いていた原ゆたかさん。しかし、時が経つにつれて考え方が変わり、デジタル化のメリットを理解するようになった背景が語られています。
2. 「演出」することが好きだった
もともと何かをクリエイトすることが好きだった原ゆたかさんは、子どもの頃に映画監督を夢見ていました。貴重な子どもの頃の写真も掲載され、創作への情熱がどのように育まれてきたのかが紹介されています。
3. 人生で初めて手がけた書籍
美大の受験、家出、四国の放浪、そして飛び込みで出版社を回った20代の日々。『ちいさなもり』の出版に至るまでの苦労と、この作品がどのように生まれたかが詳細に描かれています。
4. 原ゆたかとやなせたかし
「アンパンマン」の作者やなせたかしさんとの不思議な縁で結ばれている原ゆたかさん。やなせたかしさんの茶目っ気溢れるエピソードや、両者の交流の裏話が明かされます。
さらに、インタビュー記事には、原ゆたかさんが電子書籍として復刊された『ちいさなもり』について感じる思いや、デビュー作としての特別な意味が語られています。この特別付録のインタビュー記事を通じて、現在そして過去を結びつける深い感動を得ることができます。
親が子どもと一緒に過ごす時間をより豊かにするために、『ちいさなもり』の電子書籍版はおすすめです。この絵本は、Amazon Kindle、楽天kobo、紀伊國屋kinoppy、Hontoなどの各種電子書籍販売サイトで購入可能です。ヨリコーム店や紀伊国屋書店などの電子書籍の販売サイトで購入でき、親子での心温まる読書時間を提供することでしょう。
株式会社フレーベル館は、「アンパンマン」シリーズや「ウォーリーをさがせ!」シリーズなど、多くの児童書を出版しています。また、保育関連施設向けの遊具・教材・玩具の販売や、室内あそび施設の運営など、子どもたちの健やかな育ちを支える事業を幅広く手掛けています。更なる情報はフレーベル館のコーポレートサイト(https://www.froebel-kan.co.jp)をご覧ください。
今回の復刊が、親子の絆を深め、子どもたちの豊かな想像力を育む一助となることを願っています。ぜひこの機会に、原ゆたかさんの原点ともいえる『ちいさなもり』を手に取り、大切な人とともにその暖かな世界に触れてみてください。