株式会社ニコモから、あさのますみさん作、はしもとえつよさん絵の新作絵本『みみカスいっか』が7月19日に発売される。
この絵本は、耳掃除が苦手な主人公のたっくんが、耳の中から聞こえてくる不思議な声に導かれ、耳垢を擬人化した「みみカス」たちと出会う物語だ。みみカスたちは、たっくんの耳の中で賑やかに暮らしており、それぞれ個性的な性格とセリフを持つ。
作者のあさのますみさんは、自身の耳掃除嫌いを克服するために、耳垢を擬人化して想像していた経験を元に、この絵本を執筆したという。耳掃除が苦手な子どもだけでなく、大人も共感できるユーモラスな物語となっている。
絵を担当したはしもとえつよさんは、みみカス一家の愛らしい姿と、彼らの賑やかな様子を生き生きと描き出している。絵本を開くたびに、みみカスたちが耳の中で楽しそうに暮らしている様子が目に浮かぶだろう。
『みみカスいっか』は、耳掃除をテーマにしたユニークな絵本であると同時に、子供たちの想像力を刺激する、心温まる物語でもある。耳掃除が苦手な子どもはもちろん、親子で楽しめる絵本として、おすすめだ。
『みみカスいっか』を読んだ後、耳掃除に対する意識が変わった人もいるのではないだろうか。耳垢を擬人化することで、今まで嫌悪感を持っていた耳掃除が、少しだけ愛おしく思えるようになるかもしれない。
絵本の中で、みみカスたちは、たっくんの耳の中で楽しく暮らしている。彼らは、決して悪い存在ではなく、むしろたっくんの耳を清潔に保つために大切な役割を担っているのだ。
この絵本を通して、子どもたちは、耳掃除の必要性や、耳垢の存在について改めて考えるきっかけを得られるだろう。また、大人にとっても、子供時代に抱いていた耳掃除の恐怖や、耳垢に対するイメージを、ユーモラスに振り返ることができるだろう。
『みみカスいっか』は、耳掃除という身近なテーマを題材に、子供たちの想像力を刺激し、大人たちにも懐かしい思い出を呼び起こす、心温まる絵本だ。