株式会社Gakkenから、2024年9月26日に発売された『学研きらきら知育ブックス ディズニープリンセス はじめてのはさみ』。小さなお子さんにとって初めてのハサミ使いを、楽しく、安全にサポートする知育絵本です。
本書の魅力は、なんといっても人気ディズニープリンセスたちとのコラボレーション。ラプンツェル、アリエル、シンデレラ、ベル、ジャスミンといったおなじみのプリンセスたちが、美しいイラストで登場します。子供たちは、プリンセスのドレスやティアラ、お城といった可愛らしいモチーフをハサミで切り抜くことで、自然とハサミの使い方を習得していきます。
単にハサミの使い方を学ぶだけでなく、本書は遊びを通して子供の成長を促す工夫が凝らされています。最初は短い線を切る練習から始まり、徐々に複雑な形や長い線を切る練習へとステップアップ。無理なくハサミに慣れていくことができるよう、段階的な構成になっています。監修は、お茶の水女子大学名誉教授の榊原洋一先生。専門家の視点から、子供の発達に合わせた内容となっています。
ハサミで切った後は、さらに楽しい遊びが待っています。切ったモチーフを使って、ドレスの着せ替え遊びやラプンツェルの塔のパズル、ティアラをかぶってプリンセスごっこなど、27種類もの遊び方が用意されています。また、切った作品を飾るためのシールが124枚も付属。さらに、切った作品を保管するための「おかたづけ封筒」も付いており、散らかりやすい小さな作品も綺麗に整理できます。
オールカラーのページには、ディズニープリンセスの魅力的なイラストが満載。ハサミを使うことに抵抗のあるお子さんも、プリンセスたちの可愛らしさに惹かれ、楽しくハサミを使うことを学んでいけるでしょう。ハサミを使うことで、指先の巧緻性や集中力、創造性が自然と養われます。また、完成した作品を自分で飾ったり、友達に見せたりすることで、達成感や表現力も育むことができるでしょう。
価格は1,100円(税込)と、リーズナブルな価格設定も魅力です。Amazon、楽天ブックス、セブンネットショッピングなどで購入可能です。
本書は、お子さんの初めてのハサミ体験を、楽しく、安全に、そして記憶に残るものにするための、最適な一冊と言えるでしょう。親御さんにとって、子供の成長をサポートする大切なツールとなること間違いありません。
この『ディズニープリンセス はじめてのはさみ』は、単なるハサミの練習帳ではなく、子どもの創造性を育むための、遊び心あふれる知育絵本だと感じました。
まず、ディズニープリンセスのキャラクターを活用している点が秀逸です。子どもたちは、大好きなプリンセスと一緒にハサミを使うことで、学習意欲を高めることができます。単調な練習ではなく、プリンセスのドレスやティアラなどの可愛いモチーフを切ることで、飽きないで楽しく学習できる点が素晴らしいですね。
また、段階的な練習方法も効果的です。最初は短い線を切る練習から始まり、徐々に複雑な形や長い線を切る練習へとステップアップしていくことで、子どもたちは無理なくハサミの使い方をマスターできます。いきなり複雑な形に挑戦するのではなく、段階的にレベルアップしていくことで、子どもの自信と達成感を高めることができるでしょう。
さらに、ハサミを使って切った後も、様々な遊び方が用意されている点も魅力です。ドレスの着せ替え遊びやパズル、ティアラをかぶってプリンセスごっこなど、多様な遊び方が用意されていることで、子どもたちはハサミを使った後の時間も楽しく過ごすことができます。
付属のシールや「おかたづけ封筒」も、細やかな配慮が感じられます。シールを使って作品を飾ったり、封筒を使って作品を整理整頓することで、子どもの整理整頓能力も育むことができるでしょう。
ただ、ハサミの刃の安全性の説明がもう少し詳しくても良いかもしれません。親御さんが、お子さんにハサミの使い方を指導する際に、安全面への注意喚起を強化することで、より安心して使用できるようになるでしょう。
全体として、この絵本は、子どもの発達段階に合わせた丁寧な設計と、遊びを通して学習できる工夫が凝らされた、優れた知育絵本だと感じます。親御さんも一緒に楽しめて、子どもの創造性を育むのに役立つ一冊として、強くおすすめしたいです。