「M-1グランプリ」などでお馴染みの放送作家・倉本美津留さんと、人気漫画家・長田悠幸さんが贈る、大喜利絵本第2弾『はじめての大喜利えほん うさぎ』が、9月11日にポプラ社より発売されました。
前作『ぱんだ』に続き、今回も子どもたちの心を掴む、笑いの要素がたっぷり詰まった絵本となっています。モチーフは「うさぎ」。ページをめくるたびに、予想外の展開と楽しいオノマトペが飛び出し、子どもたちはきっと大笑いすること間違いなしです。
「ピョン ピョン」という音から、一体何が飛び出すのか?うさぎ以外にも、様々なものが登場し、子どもの想像力を刺激します。鮮やかでハッキリとした色彩の絵は、赤ちゃんから大人まで、見ているだけで笑顔になれる魅力にあふれています。
倉本美津留さんは、実際に保育園で絵本読み聞かせに挑戦したそうです。子どもたちの反応を見て、言葉を感じる様子や、何度も読み聞かせをせがむ姿に、親御さんにもこの絵本を通して、子どもたちと笑いの時間を過ごしてほしいと語っています。兄弟がいる家庭では、お兄ちゃんやお姉ちゃんが、弟や妹に読み聞かせをして、一緒に笑うのも良いですね。
絵本作家・ヨシタケシンスケさんも、前作に引き続き、本作にコメントを寄せています。「こたえはたくさん、あるんです。ピョン ピョンしながら、みつけよう!」と、子どもの好奇心と探究心をくすぐる言葉が印象的です。
『はじめての大喜利えほん うさぎ』は、子どもたちの心を掴む、笑い溢れる絵本です。読み聞かせを通して、子どもたちの笑顔と豊かな想像力を育んでみませんか?
【著者プロフィール】
倉本美津留(くらもと みつる)
1959年生まれ、広島県出身。放送作家。「M-1グランプリ」「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」など、数々のテレビ番組を手がける。「フリップ大喜利」「写真で一言」の考案者としても知られています。
長田悠幸(おさだ ゆうこう)
1975年生まれ、静岡県出身。漫画家。代表作にバンド漫画『シオリエクスペリエンス』、大喜利青春漫画『キッド アイ ラック!』などがあります。漫画家・森田まさのりさんとの漫才コンビで「M-1グランプリ」に出場し、準々決勝まで進出しています。
【書誌情報】
『はじめての大喜利えほん うさぎ』
作:倉本美津留
絵:長田悠幸
発行:株式会社ポプラ社
発売:2024年9月11日
価格:1,210円(税込)
対象年齢:3~5歳から
【シリーズ既刊】
『はじめての大喜利えほん ぱんだ』
作:倉本美津留
絵:長田悠幸
発行:株式会社ポプラ社
発売:2023年3月
『はじめての大喜利えほん うさぎ』は、子どもたちの心を掴む、笑いと創造性を育む絵本だと感じました。
「M-1グランプリ」でお馴染みの放送作家と人気漫画家という、異色の組み合わせが実現した絵本という点も、興味深く、期待感を持って読み進めました。
ページをめくる度に予想外の展開と、楽しいオノマトペが飛び出してくる構成は、子どもたちの心を惹きつけ、飽きさせない工夫が凝らされています。
特に印象的だったのは、鮮やかでハッキリとした色使いの絵です。赤ちゃんから大人まで、見ているだけで笑顔になれるような、明るく楽しい雰囲気作りに貢献していると感じました。
また、倉本美津留さんが実際に保育園で読み聞かせを行ったというエピソードは、この絵本の魅力をより一層際立たせています。子どもたちが言葉に反応し、何度も読み聞かせをせがむ様子は、この絵本が持つ、子どもたちの心を惹きつける力強さを物語っています。
兄弟がいる家庭では、お兄ちゃんやお姉ちゃんが弟や妹に読み聞かせをすることで、家族みんなで笑って楽しめるという点も、この絵本の魅力の一つと言えるでしょう。
ヨシタケシンスケさんのコメントも印象的でした。「こたえはたくさん、あるんです。ピョン ピョンしながら、みつけよう!」という言葉は、子どもたちの好奇心と探究心を刺激し、創造性を育むヒントを与えてくれると感じました。
『はじめての大喜利えほん うさぎ』は、単なる絵本ではなく、子どもたちの心と想像力を育み、家族のコミュニケーションを豊かにするツールとしての役割を担っていると感じました。
読み聞かせを通して、子どもたちの笑顔と、豊かな心を育むことができる一冊です。ぜひ、多くの親子に手に取ってほしい、そんな作品です。
大喜利という、少し大人向けの要素を取り入れながらも、子どもたちが楽しめるように工夫されている点は、非常に素晴らしいと思います。
年齢が低い子どもたちでも、絵やオノマトペで楽しめ、少し年齢が上がってきたら、大喜利の面白さにも気付いていくことができるでしょう。
読み聞かせの際に、親御さんが一緒に考えて答えを考えたり、子どもに問いかけたりすることで、より一層、親子のコミュニケーションが深まるのではないでしょうか。
絵本を通じて、子どもたちの笑顔が溢れる、心温まる時間を過ごせることを願っています。