人生100年時代を生きる子どもたちへ フィンランドに見る「テクノロジー教育」になるほど!

「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」これは米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏のコメントです。子どもたちが生きていく社会で必要な「テクノロジー思考」についてフィンランドの教育事例をもとに記事をお届けします。

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北欧と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?
広々とした家にこだわりのおしゃれな雑貨、共働き家族に優しい制度、ワークライフバランスの取れた生活に、のびのびと育つ子供たち...。

多くの人がこのようなイメージをおもちではないでしょうか。

このような生活を実現しより豊かにするために「教育」を最も重要なものとして位置づけているのは「フィンランド」です。

この記事ではそんなフィンランドの子どもたちにみる、「テクノロジー教育」について取り上げたいと思います。

フィンランドに学ぶ!子どものテクノロジー教育のポイントとは?

2020年新学習指導要領により日本の小学校でもプログラミング教育が必修化されることは広く知られていますが、フィンランドでは2016年から小学校でのプログラミング教育が必修化されており、すでにその2年前の2014年にはプレカリキュラムの導入が始動しており、「子どものテクノロジー教育、未来のIT人材育成」と銘打って取り組みをはじめています。

面白いことにフィンランドでは、「パソコンを使わずにテクノロジー教育をしている」というのです。
これにはフィンランドが重視している本質的な思考力の育成の考え方が関係しています。

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テクノロジー教育とは単にパソコンを使ってコードを打ち込んで実装するのではなく、論理的な思考力を育成することが本来の目的。そのため、プログラミングの授業にとどまらず算数や理科、音楽や美術のクラスにまでこの考え方が取り込まれています。

さて「論理思考」とはどのようなことを指すのでしょうか?

具体的には、これからのテクノロジー時代に求められる論理思考とは「一連のものごとはどのような仕組みで動くのか、ある動きを加えるとどう変わるのか」ということを子どもたち自身の既知の知識から順序立てて考え、問題解決をする思考力のことだと言われています。

近年、テクノロジー教育を具現化するものとして「STEM教育」(Science・Technology・Engeering・Mathematics)の4カテゴリーが世界的に注目されています。
これからのIT社会と国際人材を育てるポイントはこのSTEM教育にあるともいわれていて、この教育の成功のためには「自ら学び、解決していく力」の育成が最も重要とされています。

ここ数年で注力されはじめたこの理念ですが、フィンランドでは従来から自己肯定感を育て問題解決力を高める教育をしてきたためこれと親和性が高く、近年のテクノロジー教育の取り組みの成果は著しいと言われています。

フィンランドではSTEM教育の概念に沿って、子どもたち自身が体を動かしながら学び、クラスメイトと協働することで論理思考プロセスを体感していくのだそうです。

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STEM教育を受けるフィンランドの子どもたちの様子

出典:www.elmenymuhely.hu

日本でも多くのパパママ世代が子どものテクノロジー教育について検討をはじめており、お稽古事としてプログラミング教室や電子部品を扱う工作教室に通わせているという話が多く聞かれます。

フィンランドの教育を是非お手本に、ただパソコンに向かわせる・教材を読ませるといったことだけでなく、日常の様々な観点から親子揃って、頭と体を動かしながら子どもの自立心を育むような学びをサポートしていくのがいいのかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか。

子どもたちの関心を育てる方法はたくさんありますが、注目されている電子工作に関してはオンラインでもキット、部品の購入が可能です。気になる方はこちらから検索してみてください。

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まとめ作者